事務所便り

営業日時について

新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、基本的対処方針が昨日の令和4年5月23日に変更されました。当該対処方針の変更に伴い、あらためまして、弊所の営業日時等につきましてお知らせ致します。

成田オフィス
8:30〜17:30 休日:土日祝日

富里オフィス
8:30〜17:30  土日祝日も営業。なお、担当者不在の場合は、電話対応できない場合がございますので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

※ 富里オフィスにつきましては、引き続きテレワークと出勤日の分散を実施しますので、従前通り土日祝日も営業致します。

道東の野生生物2–流氷(野付半島、羅臼)、エゾシカ、オオワシ、オジロワシ

時間があったら行ってみようと思っていた野付半島。グーグルマップで見ると、かなり特異な形状をしており海抜も低い感じでしたので気になっておりました。ネイチャーセンターがあり、風光明媚で自然豊かな半島とのこと。グリーンシーズンにはタンチョウやオジロワシ、ゴマフアザラシもいるそうです。

野付半島より野付湾
野付半島より野付湾
野付湾はほぼ凍結しておりましたが、この辺りだけ水の流れがあるためか氷も薄く、太陽光に照らされキラキラ光っていて綺麗でした。

野付半島のナラワラ
野付半島のナラワラ
運転中、枯れ木と水色の結氷、青色の水の流れが目に飛び込んできたため、即座に右手にあった駐車場へ車を停めました。
海水に侵食されて立ち枯れたミズナラをナラワラと言うそうで、絶景ポイントとのこと。自然に出来たものだそうです。

野付半島より国後島
流氷と国後島
野付湾の反対側は流氷で埋め尽くされておりました。知床半島や国後島から流れてきた流氷が野付半島にやってくるそうです。
いわゆる北方領土(北方四島)を見るのは初めてでしたが、国後島がこれ程まで近いとは思いませんでした。写真で見ると感じづらいかもしれませんが、非常に近いです。ここでは書けませんが、色々こみ上げてくるものがあります。

野付半島エゾシカ1
道路沿いの積雪が少なく植物が露出している何箇所かにエゾシカの群れがおり、ノンビリ食べている姿に癒されました。

野付半島のエゾシカ2
エゾシカのケンカ
中々、ノンビリ生きていくわけにも行かないようです。

野付半島のエゾシカ3
巨大エゾシカ
遠くから見ても明らかにデカイと分かる個体。ネイチャーセンター近くにおりました。角が大きかったため慎重に接近しましたが、ひたすら食事に夢中でこちらを警戒する様子もなく全然逃げなかったため、ゆっくり撮影することが出来ました。

野付半島のエゾシカ4
巨大エゾシカ
野付湾のほとりで悠然と佇んでいる姿は、夕日に映え神々しいものがありました。

知床半島
羅臼へ向かう途中、流氷の集まった素晴らしい撮影ポイントを見つけました。
いつか羅臼岳に登りたいものです。

オオワシ 羅臼
オオワシ
念願のオオワシを見ることが出来て大感激。同船した現地山岳ガイドの方から教えて頂きましたが、世界でもこれだけ接近して撮影できる場所はないそうで、世界中からカメラマンがやって来るとのこと。例年ならギュウギュウの満席らしいですが、当日はガラガラ。鶴居村同様、予想通りの展開でノンビリ撮影出来て良かったです。

オジロワシ 羅臼
オジロワシ
オオワシに比べると、比較的北海道では広範囲で確認することが出来ますが、それでも季節・地域ともに限定はあります。

オオワシ オジロワシ 羅臼
オオワシ オジロワシ
大きさからどうしてもオオワシが獲物を捕獲するにあたり優越しますが、オオワシも無闇やたらにオジロワシを蹴散らすわけでもなく、案外譲っておりました。

オオワシ 羅臼
オオワシ
デカイ!カッコイイ!

オオワシ 羅臼
オオワシ
大きな翼がこれほどまでしなやかに、かつ、機動的に弧を描くものなのかと感心させられるとともに、旋回しながら的確に獲物を捉える様に恐怖を感じました。ロックオンされたら野生動物はひとたまりもありませんね。

オオワシ オジロワシ 羅臼
オオワシ オジロワシ
流石にこのような群れの飛翔は、ここでしか撮影出来ないのかもしれません。

オオワシ 羅臼
オオワシ オジロワシ

道東の野生生物1–流氷(紋別)、オオハクチョウ(屈斜路湖)、タンチョウ(鶴居村)

超繁忙期ではございますが、昨年に引き続き今冬もラニーニャであり流氷の接岸が濃厚であること、外国人観光客が極めて少ない状況であり写真撮影には千載一遇のチャンスであることから日々色々想うこともございまして、この仕事をしていたら絶対無理であろうと諦めていた道東へ、確定申告開始前に行って参りました。


ガリンコ号
中央にあるドリルが回転し流氷を砕いていく様は、迫力満点!
網走に流氷が接岸していなかったため、急遽計画を変更し紋別まで行きましたが、空いていてゆっくり楽しめました。


紋別の流氷と夕日
ようやく念願の流氷が見られて、さらに夕日もセットで感激しました。
職業柄、冬場の様々な体験が出来ずに悲観しておりましたが、実現するように己が行動し計画すればなんとかなるものですね。

クリオネ
クリオネ
スマホ撮影のためボケておりますが、実際はとても綺麗です。これは宿泊先に展示されていたもの。クリオネは初見でしたので感動しました。


屈斜路湖のオオハクチョウ
早朝、屈斜路湖沿いの道路を走っていたところ、ハクチョウがのんびりくつろいでいるところを発見。近づいても全然逃げない理由がその時は分かりませんでしたが、人馴れしているハクチョウとして屈斜路湖は有名らしいですね。
マイナス十数度の凍てつく空間に響き渡る鳴き声と澄み切った景色に溶け込む屈斜路湖のハクチョウの様は、また独特で芸術的であり深く心に染み渡ります。

オオハクチョウ 首の羽モコモコ
オオハクチョウ
首の羽のモコモコ具合が可愛い。


硫黄山
ラーメンで有名な弟子屈町にある硫黄山。ここも事前に調べていなかったため、あまりに迫力ある噴煙にビックリして車を止めました。植物も生育していない無機質な岩礫地に、異様なまでに目立つ硫黄の黄色い堆積物。ラーメンが作れそうなほどグツグツ煮えきったお湯が吹き出しているにもかかわらず、立ち入り禁止にしていないところが素晴らしい。


結氷の摩周湖
子供の頃からどうしても見たかった摩周湖。霧に包まれていて中々見られないと都市伝説的に言われており、透明度は日本トップクラス。抜群の透明度を誇る摩周湖を見ることが出来るのかドキドキでしたが、無事、霧もなく全体を見渡すことが出来ました。結氷していたため透明度合は判別出来ませんでしたが、結氷というレアな状況を確認出来ただけでも大満足でした。


鶴居村のタンチョウ
時間的に強引とは思いましたが、思い切って鶴居村まで行き、タンチョウヅルを見てきました。本当にいるのか道中不安でしたが、結構な数がいたためビックリしました。
初めて見たタンチョウヅルの感想は「デカイ!」。
成鳥の飛んでいる姿は本当に美しく、茶色いフサフサ毛に覆われた幼鳥の顔はあどけなくとても可愛い。


タンチョウのつがい
夫婦仲が良く、一生連れ添い寿命も長いことから縁起物とされておりますが、生来の特性として気性が荒いのでしょうか。観察していると他者に対する攻撃的態度が思いのほか目に付きました。時期的なものもあるのかもしれませんが。

テーブル製作・ケヤキ編

前回に引き続き製作した作品になります。

ケヤキのテーブル
私が使っていたケヤキの机を分解して、前回のミズナラテーブルと同様に中央へ強化ガラスを配置し、2人が使えるようにしました。
こちらも真ん中に観葉植物を置いて、殺伐感をなくすよう配慮しております。
企業秘密で脚の部分は掲載できませんが、ケヤキテーブルの脚は美術館や博物館にて展示品用のテーブルや土台の脚を製作されている専門業者の方に製作して頂きました。細い脚なのにブレないのは流石です。
白色板の手前にある四角形のものは隕石(一応鑑定書付)。
来所した社長に、「これ隕石らしいですよ!宇宙パワーがいっぱい出てるらしい!」と言ったら、「先生はパワーありすぎだから要らないでしょ!」と言われてしまいました(汗)。

カウンター1
元々、このカウンターの天板は合板でしたが、2019年台風による雨漏り被害で反り返りダメになってしまいました。丁度余っていたケヤキ板を現場合わせで当てはめてみたところ、綺麗にピッタリとはまりました。
30年近く前に群馬県の標高1,000m近くにあった胸高直径1m以上あるケヤキを伐採し、バックホーでユニックに積み込み千葉まで運搬し20年以上乾燥させたケヤキでしたので、捨てるに捨てられませんでした。ようやく最後の1枚となる板が日の目を見る事が出来たので、大切に保存しておいて良かったです。

counter2
多肉植物を生産されている顧問先様より、たくさんのお花を頂きました。ありがとうございます。
在来種ですとツメレンゲやミセバヤが多肉植物の王道と言えますが、これらは房総どころか西上州でも希少となってしまいましたので、栽培品種が増えてくれることは有難い事ですね。

ナンキーとトンキー
ミズナラやケヤキのテーブルにはキラキラした石を置いておりますが、カウンターには何もありませんでした。お花が咲いている時期は、カウンターを彩りますが、何もない時期はどうしたものかと。
百貨店を歩いていた時に、可愛いつぶらな瞳と目があってしまい、事務所に来て頂きました。可愛いゾウさんです。今は江ノ島の工芸品である白龍と一緒に皆様の金運をお祈りしております。

テーブル製作・ミズナラ編

昨年の話ですが、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言が発出されることが予測された早春。事務所の整備を早急に進める必要性を感じ、職員向けデスクの木材探しに以前何度か立ち寄っていた福島県にある製材所へ、発出直前の2〜3日前に行ってきました。
一般的に会社を立ち上げる場合、事務机に関しては最先端のIT企業であってもスチール製の机を使用しているところが多いのではないでしょうか。
しかし、私はあのスチール机がどうも苦手。
他所で働いているときは仕方なく我慢しましたが、自分が独立して仕事をしていた過去全ての時代は木材テーブルを使用しておりました。自作のため歪んでいたりデコボコしていたりして書き物をする時に不便ではありましたが、木工テーブルの良さは何物にも変えられません。事務仕事は一見平凡に見えますが、極めて創造的な作業に満ち溢れていると考えます。
創造力を高めたい方には是非にもオススメ致します!

20年以上前よりミズナラのテーブルがどうしても欲しかったため、設計図は20年かけてみっちり練り込んでおりました。木工クラフト家に囲まれていた時期があったため、面白い作品に出会う機会に恵まれていたのもありますが、本当に喉から手が出るほど大径木のミズナラの机が欲しかったのです。しかし、貧乏で買えず・・・。
今がそのチャンスなのではと感じ、直ぐに福島県にある製材所へ伺い、展示品の板以外に倉庫に眠っている材も含め隅から隅まで全て確認させて頂き、虎斑模様が出ているマニアには堪らん材を見つけました(笑)。
正直、磨いて見なければ分かりませんが、もう己の欲望にブレーキはかけられず即、契約!

ミズナラのテーブル
岩手県産のミズナラ。今回は急だったのもありますが、コロナの関係で仕事が余りに忙しく自作する余裕が全くなかったため、デザイン等はこちらで決めさせて頂き、ミズナラの製材研摩と脚は設計図通りに作って頂きました。
磁石が利用できるよう鉄製の脚にしましたが、これにより配線は床に着いておりません。そのため、ルンバのような自動掃除機をかけても問題ない状況です。職員の掃除負担もこれで一気に軽減されました。企業秘密で写真掲載できませんが、足回りはとてもスッキリしております。
脇の円柱の棒は目隠しとして暫定でぶら下げたものです。テーブルの組み立て中にフト思いついて、創造だけで似合いそうな棒をネットで発注し現場合わせで製作したものですが、中々いい感じに仕上がりました。時間があれば波打つ感じに切りたいのですが、年末に差し掛かってしまい時間切れのタイムオーバー。塗装もまだしておりませんが、逆にそのままがいいのかも?(笑)。

ミズナラのテーブル
板を左右に分割し、中央に白色板を嵌めて強化ガラスを上に置き、女性が大好物のキラキラ物をあしらい癒し系にしてみました。
板を左右に配置し、強化ガラスを置くことまでは予定通りでしたが、白色板を配置したところでミズナラとキラキラものが似合う感じに思え、製作していくうちに写真のようになってしまいました(汗)。
白色板の両脇にある木材部分(ホウノキ)も白色塗装する予定でしたが、如何せん忙しくてやらないままなのが心残り。
中央には観葉植物が置けるように強化ガラスと白色板を分割し、ガジュマルちゃんや多肉植物を置けるようにしました。

ミズナラテーブル3
反対側から撮影。こちらもキラキラ物を配置しております。宝石は高くて無理ですが、パワーストーンというものなら安くて綺麗ですし木工品に似合いますね。
配線は中央に開けた穴に収納され、下側にあるハブに集結されるよう設計しております。