湯沢峡・篭岩

千葉県や茨城県の山はあまり登っていないため、現場を見ないと状況が掴めません。今回は歩く時間は短いものの難所がありそうなので、無理のようなら引き返す覚悟で慎重に歩を進めて行きました。
職員もまさかこんなに苔むした岩だらけとは思ってもいなかったでしょうが、岩場や鎖場を超えなければ帰れませんから必死に登っていました。道迷い時に沢へ降りることが、いかに危険で労力を要することであるかも十分体感してくれたものと思います。

シュレーゲルアオガエル
まずはシュレーゲルアオガエルがお出迎え。シュレーゲルアオガエルの遠くを見つめている姿は、老犬のそれのように哀愁を帯びていて大好きです。
この個体はメンチ切ってますね(笑)怖いです。

ユキノシタ
沢沿いを歩き始めてすぐに、ユキノシタが咲いていました。

不動滝
不動滝。不動滝の先のルートは、この滝上を通過して行きます。

アップ
アップ

岩と淵
初心者には難所かもしれません。トラバースルートの岩には苔が付いており、足を置く岩の間隔が長いため、先回りしてサポートすることに。

岩場急登
その後も急登が続き、コケむしている岩のためかワイヤーや鎖が設置してありました。

篭岩直下
登山中に写真を撮られることはないため、珍しいので載せてみました。装備が登山用ではなく渓流釣りやバックカントリースノーボード、サーフィンと無茶苦茶な取り合わせでお恥ずかしいところ。

篭岩
岩場を上がると、掘れたトンネル状の通路が出てきました。

篭岩
風化でここまで穴だらけになるのも珍しいですね。

ヤマボウシ
展望台のところにヤマボウシが咲いていました。

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ。葉緑素がない植物のため、ランのように共生関係にある菌根菌から糖類を摂取するタイプになります。みんなブルーアイにビックリしていました。

湯の澤鉱泉
帰りは日本秘湯を守る会の湯の澤鉱泉に入ってきました。